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学校評価
本校では「エンカレッジコース」における教育活動の改善を目的として、生徒及び保護者を対象としたアンケートを実施しています。以下に、令和7年度末の結果と自由記述の内容をまとめました。
【生徒アンケート回答】
次の質問事項に対する結果は、下のグラフの通りです。
Q1. 【エンカレッジ∞】(1)自分の個性を理解し、自分の良さを受け入れることができる。(自己理解・自己肯定感)
Q2. 【エンカレッジ∞】(2)規範意識を持ち、自己を律することができる。(自己管理)
Q3. 【エンカレッジ∞】(3)自分の気持ちを相手に伝え、相手の気持ちを理解しようとする。(コミュニケーション能力)
Q4. 【エンカレッジ∞】(4)自ら考え判断し、問題解決ができる。(思考力・判断力・問題解決力)
Q5. 【エンカレッジ∞】(5)社会の一員としての意識を持ち、社会と関わって生きる。(社会参画意識)
Q6. 【エンカレッジ∞】(6)多様性を認め他者に共感し、奉仕することができる。(奉仕の精神と行動)
Q7. 【エンカレッジ∞】(7)未来を見つめ、主体的に進路選択ができる。(主体的な学びと進路への意欲)
Q8. 【エンカレッジ∞】(8)困難な状況でも、しなやかに適応し乗り越えることができる。(立ち直る力=レジリエンス)
Q9. エンカレッジコースに入学する前と現在を比べて、学校生活を意欲的に送ることができるようになりましたか。
記述回答
1.入学前に比べ、学校生活を意欲的に送ることができるようになった理由
• 以前までは学校に行く意欲が湧かずにいましたが、今は学ぶことや体験することが楽しく、友達と落ち着いて生活できる環境があり、心配事や不安事が少なくマイペースで居られるので意欲的に送れていると思います。
• 勉強に自分のペースで無理なく取り組めるため、置いてかれることがないから。
• 自分で計画を立て動けるようになった!
• 自分のペースで学校に通うことができ、先生方も親身にサポートしてくださるため。
2.今年度の特別活動で印象に残ったもの
• 学園祭実行委員として学園祭運営に関わり、他の学年など色々な人と交流することができました。普段は決まった人としか話すことが無いので、とても良い経験だったと思います。
• With Kids:育児本で得た知識の「子どもの自己肯定感を高める声がけをする」を実践する場としてとても良い機会をいただきました。毎度達成感は違いますが、限りある時間を小学生と一緒に過ごせたことを嬉しく思います。
• キャリアデザイン講座では色んな方の話を聞けて、とても勉強になった。
• 保護猫のEOPで、実際に保護猫の様子を見たりチャリティグッズの販売のお手伝いができて、いいボランティア経験ができた。
3.レポート、スクーリングについて
• どの教科も要点をわかりやすく解説してくださっているので助かっています。
• 化学基礎で実験を行えたのが楽しかった。画像で見るのと実際に自分の目で反応を見るのはやはり違うので、実際に反応を見て理解できたことも多い。
• 体育のレポートのページ数が若干違う気がするのでそこを直していただきたいです。
• レポートの間違えた問題の解答や模範解答を確認できるようにしてほしい
4.学校の取り組みや家庭での生活
• 学校に通わなかった時期と比べて、学校以外の場所に出かけることも増え、活動的になったと感じている。家でも家事をしたり、趣味の時間を持ったりと以前より充実した生活を送れるようになった。
• 今年度は昨年と比べて、様々な講座などに積極的に参加できて良かったと思います。来年から受験生になるので勉強にしっかり取り組んでいきたいと思います。
• とても充実した1年間を過ごせました。
• 来年からは大学生になるので、同じ大学に行く親友と協力しながら大学生活を乗り越えたいです。
• 来年度は今年度よりもとにかく勉強を頑張ります。
【保護者アンケート回答】
次の質問事項に対する結果は、下のグラフの通りです。
Q1. 設問1【教育目標】自律的な精神・意欲的な探求心を養い、主体的に生きる生徒を育てようとしている。
Q2. 設問2【教育目標】隣人と自然界・生命を大切にする豊かな情操を備えた生徒を育てようとしている。
Q3. 設問3【教育目標】国際社会の一員として自覚を持って人類の幸福に役立とうとする生徒を育てようとしている。
Q4. 設問4【エンカレッジ8】(1)自己理解・自己肯定感を育てる教育が行われている。
Q5. 設問5【エンカレッジ8】(2)自己管理能力を育てる教育が行われている。
Q6. 設問6【エンカレッジ8】(3)コミュニケーション能力を育てる教育が行われている。
Q7. 設問7【エンカレッジ8】(4)思考力・判断力・問題解決力を育てる教育が行われている。
Q8. 設問8【エンカレッジ8】(5)社会参画意識を育てる教育が行われている。
Q9. 設問9【エンカレッジ8】(6)奉仕の精神と行動する力を育てる教育が行われている。
Q10. 設問10【エンカレッジ8】(7)主体的に学ぶ力と進路への意識を育てる教育が行われている。
Q11. 設問11【エンカレッジ8】(8)「立ち直る力=レジリエンス」を育てる教育が行われている。
Q12. 設問12 一人ひとりが与えられた諸能力を十分に伸長できるよう、カリキュラムが整備されている。
Q13. 設問13 一人ひとりが与えられた諸能力を十分に伸長できるよう、授業が展開されている。
Q14. 設問14 マナーやルールを尊重する心を育てる指導が行われている。
Q15. 設問15 生徒主体の諸活動が行われるように支援が行われている。
Q16. 設問16 ホームページ、ブログや「エンカレッジ便り」「クラス便り」「学園報」などを通して日々の学校の様子が保護者に伝えられている。
Q17. 設問17 施設・設備が整備されており、教育活動の効果があがっている。
Q18. 設問18 生徒の安全確保のため、緊急時に迅速かつ的確な行動がとれるように連絡体制が整っている。

記述回答
1.入学後の子どもの変化
・ 中学は休みがちだったのが、自主的に登校、勉強するようになった。
・ 自分なりに問題解決をしようとする姿が見られるようになった。
・ 顔の表情が明るくなった。勉強に対して積極的に取り組むようになった。
・ 物事に対して主体的に選択する力が増したと思います。
2.エンカレッジコースの取り組みについて
・ 多種多様な講座を設けてくれたり、ボランティアや奉仕活動があったり、公立高校では経験できないことを行える環境が素晴らしいと思います。
・ 学習等を充実させる様々なカリキュラムがある。また生活面含めて親身にサポートいただいている。
・ ボランティアなど、様々な活動がたくさんあり、他の学校では体験できない取り組みが行われているのはとても魅力的だと思います。
・ 生徒達に対しての先生方のサポートが温かく、見捨てる事なく寄り添って頂けたことに感謝しております。
3.学校への要望
・ がんばりたい気持ちがあっても、うまく行動に繋げられないことが多いので、立ち直る力を育てる支援を引続きお願いしたい。
・ ちょっと休憩できるような(横になれるような)部屋があれば嬉しい。
・ 熊出没について、やはり心配なので、学校で安全に過ごせるようにご配慮頂きたく存じます。
・ 進路についてはまだ具体的なことは決めていませんが、今後とも時期を見て相談に乗っていただきますよう、どうかよろしくお願いいたします。
1.上記グラフに見る、アンケート結果の概要
(1)生徒アンケート
全体として「そう思う」「だいたいそう思う」が大半を占め、肯定的評価が多い結果となりました。特に次の項目において高い評価を得ています。
- 学校生活(Q9)
- 奉仕・ボランティア
一方で、次の項目についてはやや「否定的回答」が見られました。
- 進路意識
- レジリエンス(立ち直る力)
(2)保護者アンケート
「非常に満足」「満足」が大半を占め、全体的に非常に高い評価をいただきました。
特に次の項目が高評価でした。
- 学校の関わり
- 教育内容の充実
一方、一部の項目で「やや不満」が見られ、今後の改善余地があると思われます。
2.自由記述の分析
(1)生徒の声
① 学校生活の変化
「自分のペースで学べる」「無理なく通える」「安心できる環境で不安が減った」「学ぶことが楽しくなった」
👉 安心感や自己のペースで動けることが意欲向上につながっているようです。
② 成長の実感
「自分で計画を立てられるようになった」「主体的に動けるようになった」
👉 主体性が身についた実感があるようです。
③ 印象に残った活動
学園祭運営(学年を超えた交流)、With Kidsボランティア(自己肯定感を高める実践として)、キャリア講座、保護猫ボランティア
👉 体験的学びや社会との関わりが、とくに強い印象として残っているようです。
④ 学習面
分かりやすい授業解説や、実験など体験的学習に満足感が見られる一方、レポートの改善、解答・解説をもっと充実させてほしいとの意見がありました。
⑤ 生活面
「活動的になった」「生活が充実した」「将来に向けて努力したい」
👉 学校生活全体の質の向上が見られるようです。
(2)保護者の声
① 子どもの変化
登校・学習への意欲向上、表情の前向きな変化、主体的な行動が増加、問題解決力の向上など、非常に多くの「肯定的変化」がみられたようです。
② 学校の取り組み評価
多様な講座・ボランティア活動、丁寧な個別対応、学び直しの機会、教員の寄り添いなどを、「他校にはない特色」として高く評価していただきました。
③ 要望・課題
立ち直る力(レジリエンス)の育成、進路支援の継続、休憩スペースの充実などについてのご要望をいただき、支援の深化や環境の改善が今後の課題と感じました。
3.総合考察
① アンケートから見るこれまでの成果
生徒:自己肯定感・主体性の向上
保護者:生徒の成長への実感が非常に高い
共通:学校への安心感、個に応じた支援の評価
👉 教育の方向性は適切であると判断できます。
② アンケートに見るエンカレッジコースの強み
生徒保護者に寄り添った対応、多様な体験活動、自己のペースでの学習、安心できる環境について、高い評価をいただいています。
③ 今後の課題
- レジリエンス(立ち直る力)の育成
- 進路への具体的意識づけなどのサポート
- 学習サポートのさらなる充実
- 安心・安全な環境の整備
4.今後の改善方針
- レジリエンスの育成のため、小さな成功体験の積み重ねや、失敗経験の振り返りの機会を提供できればと考えます。
- 進路指導の時期を検討し、かつ、丁寧な支援を継続しておこないます。
- レポートのフィードバックを充実させる等、学習支援の改善に努めます。
- 安心して休める空間づくりや、安全面の強化に努めます。
5.まとめ
生徒・保護者ともに本校の教育に対して高い満足度が示されました。特に、次の点が大きく評価されています。
- 個に寄り添った支援
- 多様な体験活動
- 安心できる環境
一方で、レジリエンスや進路意識など、次の段階に向けた課題も明確となりました。今後は、これらを重点に改善に努め、より質の高い教育の実現を図っていきたいと思います。