今年度のキャリデザイン講座が始まりました。
第1回目の講座はソーシャルスキルトレーニングです。

講師はスクールカウンセラーの平井美弥先生。
さらに今回は素敵なゲストにもお越しいただきました。
ソーシャルスキルトレーニングを初めて日本で導入された前田ケイ先生です。

質問カードを使い、1体1やグループでお話をする体験では、
意外にちょっとした話題でも話が続けられるということに気づかされました。

ソーシャルディスタンスを体験する活動では、自分にとって何でもない距離でも
相手にとっては不快に感じる場合があることを知り、それぞれ心地よい距離感が異なることを実感しました。

講師の先生方が安心してお話のできる雰囲気をつくってくださったことで、
人と話すことが好きな生徒も、人前で話すことが苦手な生徒も、
講座を通してこれまであまり話をしたことがない人とも楽しく話すことができ、
素敵な経験となったようです。

最後に話しかけるときのコツを前田先生から教えていただき、いろんな人とのコミュニケーションに怖がらず挑戦してみようという前向きな気持ちになりました。

素敵なひとときをつくってくださった前田先生、平井先生に心より感謝いたします。

《生徒の感想より》

今までどうしても会話が続かなかったり、そもそもなんて話しかけたら良いか分からずいつも話しかけられる側で申し訳ないな…なんて思ってしまい、会話を楽しいなと感じることが少なかったのですが、今回テーマを元に話してみたら案外話しやすく、楽しいなと思うことができました。
それに、まだあまり話したことがなかった子たちとも話せてホッとしました。

授業の中で述べた通り､今までを振り返って｢あの時不快感を示されたのはその人のソーシャルディスタンスに踏み込んでしまったからなのかもしれない｣という新しい発見がありました｡

私が今回の体験を通じて思ったことは、コミニケーションスキルは経験から学習し、繰り返し反復する事で、自信とスキルを身に付けていくものだという事です。
また、コミニケーションの苦手を改善するには、コミニケーションの機会を多く与え、その都度、積極的に挑戦することでコミニケーションスキルを向上させること.というお話を聞いて、私は、自分自身の中のコミニケーションスキルについての、絶対に変えることができないものという不変的なイメージから、努力により変えることが可能なものというポジティブで可変的なイメージに変化する事が出来ました。