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修養会
11月4日(金)にエンカレッジコースの「修養会」が行われました。
今年度の学園テーマ:
Saravah!(サラヴァ!あなたに神からの祝福を!)
~対話と優しさで連帯の輪を広げよう~
の下、元仙台白百合学園中学・高等学校教頭で、
現在、児童養護施設仙台天使園の園長をはじめ
様々な分野でご活躍をされている
土倉相先生を講師としてお招きし、お話をいただきました。
土倉先生はエンカレッジコースを立ち上げられた方であり、
数年前まではエンカレッジで理科を教えてくださっていた、
エンカレッジにはかけがえのない先生でもあります。
第一講話は「神様って何? 『祝福』の見つけ方」と題し、
始まったお話は「牡蠣」について。
「牡蠣」からどのように話が続くのか、皆興味津々です。
第二講話は「対話と優しさから連帯へ」。
生徒たちは真剣にお話に耳を傾け、熱心に書き留めていました。
二つの講話のあとは「みことばの祭儀」です。
武田祥子先生のパイプオルガンの演奏の中、
代表の高3生徒が祭壇のロウソクに火を灯します。
第一朗読は高3の代表生徒、
福音は1年生の担任の先生が読み上げました。
途中の聖歌では、素敵な二部合唱も。
厳かな雰囲気のうちに、令和4年度の修養会は幕を閉じました。
最後に高3の代表生徒によるお礼のご挨拶。
興味深いお話から始まり、
神様とのつながりを考えさせられた
素敵なひとときでした。
以下、生徒の感想の一部をご紹介いたします。
聖書の民の時間のとらえ方の話が印象的でした。過去をただ終わったもの、過ぎたものとせず、変えようのない確実な事実だからこそ、みんなで話し合えて、神の祝福を探すことができるという考え方は、過去をマイナスに考えがちな私にとってとても新鮮に感じられました。
私たちが考える将来と過去とは違うとらえ方で見てみると、割と前向きに過ごすことができるかもと思い、過去は確かに変えることができないし、未来は誰も見ることができないから、今この時を全力で生きていきたいと思った。
今まで自分が思っていた「祝福」とは誰かからの厚意だと思っていました。ですが今回のお話で「祝福」とは「感じるもの」もあるんだと思いました。人と人とのコミュニケーションからだけでなく、自分が「そう感じた」「思った」ものも「祝福」として見れるものだと考えました。
人は五感で感じられるものが、世界のすべてではないということがすごく印象に残った話でした。
うれしい時や幸せな時に「五感では分からないけど、もしかしたら神様からの祝福なのかも」と思うことで、その幸せが倍増するような気がしたので、とても素敵な考え方だなと思いました。
目に見えるものが全てだと、私も今日迄考えていました。しかし、母から注がれてきた愛情や今日迄関わってきた人と結んだ絆というものは決して目で見ることは出来ません。それらは“祝福”と呼ばれるものの類だと土倉先生は仰っていました。今まで、遠く無関係に感じていた“祝福”がとても身近な様に感じました。
今まで「隣人を愛せよ」というのはどう相手を思えば良いのかピンときていませんでしたが、愛するというのは大切に思うことと聞いて、ぼんやりしていた概念が明確になりました。
敵を好きになることはできないかもしれない。でも大切にすることはできる、という言葉を聞いて、この言葉から優しさが伝わってきました。
ご多忙の中、素敵なお話をしてくださった土倉先生、どうもありがとうございました。