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本日は、後期に入って初めてのキャリアプラニング・セミナーが行われました。

講師に工藤博さんをお迎えし、「木のカレースプーンを作ろう」という講座を行いました。

普段から木を扱っていらっしゃる家具職人の工藤さんならではの講座で、生徒たちも楽しみにしていたようです。

最初に工藤さんがあらかじめ大まかな形を作ってくださったスプーンの原型を選びます。

その後、水につけながら様々なやすりでひたすら磨き続けました。

とても地道な作業ですが、無心で作業することができました。

生徒たちもそれぞれのスプーンをきれいに仕上げていきます。

２時間でツルツルのスプーンができあがりました！

出来上がったスプーンを乾かしている間に、年輪にまつわるお話を聞きました。

とても充実した時間を過ごすことができました。

＜生徒の感想から＞

＊年輪のお話の中で、年輪を見た時に１５歳の所を線で引いたら、１５年は短いんだなと思い、これからの人生は長いんだなと思った。

＊木が百年くらいかけて作り上げた年輪と自分の年齢を照らし合わせると、今の自分はまだまだだなと感じた。自分の人生はもうある程度決まっていて、なんとなく諦めていることもあったけど、少し視野を広げてみてもいいかなと思った。

＊中学校の美術で紙やすりは何度かかけたことがあったけど、何度やっても最初の粗いやすりが上手くできなかった。粗いやすりを中途半端にしてしまうと、次にも影響が出るので、何度も工程を戻ったりした。けど、最終的にすべすべにできたので良かったです。

＊無心でひたすらみがいていくとだんだんきれいにツルツルになっていってすごく楽しかったです。

＊切り株の層が一年ごとに年を取っていくことを話してくださっていて、「君たちの未来は決まってない」みたいなことを話してくださっていて「未来は決まっていない方がきっと楽しい」と思えました。

工藤さん、照井さん、素敵な講座をありがとうございました。

来週は、このスプーンを使ってカレーを食べる予定です。